兵庫県神戸市有馬町
先週のリベンジ
先週は有馬四十八滝の内、白龍滝と大安相滝を見たくて白石渓谷を遡上したが、白龍滝後に道を間違え、大安相滝を見ることが出来なかった。大安相滝は大した滝ではないと思うが、俄然、リベンジしたくなり、四度目の有馬四十八滝巡りを沢、特に危険箇所好きな先輩を誘って行くことにした。
参考地図
先週の道間違いからHPを検索し、凄く詳しい地図を”昆虫”さんのHPから見付けました。ガイドブック以上に詳しい地図でどう書かれたのか感心してしまうほどの内容です。西山谷の地図も書かれていますので、次回の参考にさせて貰おうと思っています。
Route Map:狭いエリヤに見所が凝縮されているので手書きの地図としたが、邪魔臭くて二度と書かないと思う。
昔は車で走ることが出来た林道であるが、砂防ダムの工事が始まってからは通行止めとなっている。
9時42分にR・W駅の駐車場を出発する。薄曇りの天気ではあるが、2月中旬とは思えない暖かさ。
15分程で湯槽谷分岐に着く。予定通り白石谷に向う。
28分で”白石滝”に着く。夏にはこの滝を遡上してみたいものだ。
沢を歩いて行くと小さな滝(落込み)が多く、楽しませてくれる。
先週は積雪の為に登山道を見付けることが出来ず、滝横を直登したが、今回は白石滝看板の横の道をはっきりと確認することが出来た。直登と変わらない急登ではあった。
短い距離ではあるが”白龍滝”までの渓谷は景観良く気持ち良く歩ける。夏にはイワタバコが咲き乱れるらしい。
先週は積雪でステップが判らず苦労して通過した滝であるが、今日は雪が無く、難なく通過することが出来た。
52分で”白龍滝”に着く。ふと見ると滝の表示板があった。先週は積雪で見えなかっただけの様だ。
登りながら見る渓谷と振返り見る渓谷の感じが随分違うことに気付き、
何度も渓谷美を楽しみながら進む。
55分で”大安相滝”に着く。ここは巻き道があるが、先輩は強行突破していく。元気なじっちゃんだ。
”白龍滝”へは進めないので右手の枝沢に入る。先週はここをどんどん進んでしまったが、少し進んだところから左手の斜面を登るのが正解。青ペンキマーク有り。
”大安相滝”に登り切って下を見る。下りには使いたくは無い。
”大安相滝”は三段滝となっており、二段目までは問題無しに登れるが三段目の3m程のステアが曲者。落ちても怪我だけで済みそうなので無理やり登ってしまう。
ここにも梯子の付いた堰堤があった。4箇所の堰堤を越える。
”大安相滝”以後は砂防ダムの大きな堰堤が次々と現われる。前回の薮扱きと違い、ちゃんとした迂回路が付いているので歩き易い登山道に感謝しながら歩く。
1時間27分で魚屋道(ととやみち)に出る。後は退屈な魚屋道を有馬に下る。
堰堤越えを終えると杉林と笹原のつまらない道を進むのみ。踏み跡はしっかりしているが脇道が多い。
白石谷で巻き道を使うと笹薮を歩くだけになってしまい面白さは半減する。安全に配慮しながら谷を遡上するのが面白い。
ありましじゅうはちたき
六甲山系
例年なら七曲滝、百間滝の氷瀑で賑わっているはずの有馬四十八滝であるが、今年の異常な暖冬で氷瀑は先週少し見られたくらいで、まったく冬を感じさせない陽気となっている。
お陰で白石谷の凍結もなく安全に楽しく歩くことが出来た。
退屈で詰らない魚屋道を下り、2時間22分で白石谷遡上を終える。